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橋田波子のブログへようこそ!!


by aubaden

日々是想

ショパン、シューベルト、フォーレ、フランク、プーランク…実に多くの作品に取り組んでいます。
人は、どの成長段階でどんな出会いをし、どんな影響を受けるか、という事が大切だという事は言うまでもないのですが、我々のような音楽の人間にとって、どの時期にどの作品と出会うか、ということは同じくらい大切な事です。
音楽をする過程の中で、作品への興味→作曲家への興味や尊敬→作曲法への興味→表現に対する興味、と広がっていく訳ですが、そこに他人の評価という雑念が加わってしまう事があります。ここで盛り上げた方がお客さんは喜んでくれるかしら、とか思ってしまうんですね。イカンイカン、本質を見なければ…と頭を振って、作品についてより深く知りたいと思うのですが、今ほど情報量の多くなかった100~200年前、作曲家達は何を思い何を目指していたのだろうと考えてしまいます。
よくフランス音楽をするならまずフランス人の演奏を、ウィーンの音楽をするならオーストリア人の演奏を、ロシア音楽するならロシア人の演奏を聴いて参考にしましょう、といわれますよね。やっぱり作曲家と同じ母国語を持つ事は大きいと思います。少なくとも、語法の代わりに音を用いている訳ですからね。言葉のニュアンスと音のニュアンスとの関係は、どの作曲家の作品を見ても実によくできています。それにしても、あぁ私には語学の才能がないんだなぁ、コレ。と思いながら楽器に楽譜に向かっているワケですが。
そう言えば先日、フィギュアスケートのジュニア男子に、織田信長の末孫の方がいらっしゃいましたよね~。織田信長といえば時代的にはバッハより前ですよ!思わず感動してしまった私です…m(_ _)m
by aubaden | 2005-04-01 02:03