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橋田波子のブログへようこそ!!


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f0064017_2292391.jpgピアノリサイタルに行って来ました。
私は彼のCDも勿論持っていて、しばしばその驚くほどの完成度の高さ、構成力、研ぎ澄まされた感性、そして人間の演奏の限界を超えようとさえ、しようとしているのでは・・と思わせるストイックなまでの孤独との闘いとその成果に、感嘆してきました。
今回ツィメルマンの演奏会を聴いて、それまでのイメージをより明確に感じましたし、ライブ演奏として最高峰のものを聴けたという喜びで一杯になりました。

1曲目はモーツァルトのソナタ第10番 K.330でした。
まず第一音。なんて、研ぎ澄まされた透明な音なんだろうと。そしてどの音をとってみてもバランスを欠く事が無い計算されつくした感覚。彼の演奏の特徴として、どの音も決して無意味にはなっていない、という事があります。決して誤魔化されたりペダルに紛れたりしない、たとえ装飾音型の中にあっても存在価値を最大限に持たせている、というのが伝わってきます。こんなに非の打ち所の無い演奏を1曲目から聴かせてくれるなんて。一体どんな精神力なんだ??と思わずにはいられません。脱帽!!

2曲目はラヴェルの高雅で感傷的なワルツ でした。
意外と聴く機会の多いこの曲。ラヴェルには失礼だけど、いい曲だナと思った事は一度もありませんでした。(これはあくまで個人的趣味の問題デス)今日、生まれて初めてこの曲を素晴らしい曲だと思った。おそらく音色の美しさがそう思わせたんだと思います。だって初めて和声進行を魅力的だと感じたから。

3曲目。ショパンのバラード4番です。
・・・絶句。1年前に演奏したばかりなので、当然熟知していますが。落ち込む程の完成度です。まぁCDからも分かっている事だけれど、ライブでのこの完成度はハッキリ言って凄すぎる!弾きようによっては派手にもなるし、精神性の深さを追求する事もできるし、どう料理するかで曲の印象がガラっと変わるのはショパンの大曲の特徴だと思います。つまりそれほど作りも複雑で、一筋縄に弾ける曲ではありません。ツィメルマンの演奏は完全に精神型。ppの美しさも筆舌に尽くしがたい程の素晴らしさ。技術的難所は勿論不安を感じさせないし、そんな場面でさえ精神性の高さを追求しているのが分かります。・・・この人って一体???

4曲目はショパンの4つのマズルカop24でした。
第1曲目でやっと人間らしい(?)ツィメルマンを見た気がしました。とは言ってもノーミスですよ!では何かというと、ダンパーの深さを感じたんですよね・・。つまり打鍵と発音の時間差を微妙に感じた、と言うのかな・・・。こんな些細な事を「!」と感じさせる、イコールいかに非の打ち所がないか、という事です。しかも2曲目からは元どおり鋭い感性に戻っていましたから。とにかく驚きの連続ですよ。マズルカのリズムって東洋人には難しいと言いますが、ツィメルマンの感じ方は楽譜に忠実な方だと思いました。それともポーランド人ゆえに本能の赴くままに演奏している事でそのように感じさせてくれるのでしょうか。

5曲目(ラストの曲)はショパンのソナタ第2番でした。
聴き様によってはこの演奏、物足りなさを感じた人もいるかも知れません。バラード4番と同じで、精神性を求めるあまり地味な仕上がりになっています。でも相変わらずのテクニック。というか、これほどまでに細部に渡って緻密に聴かせてくれるピアニストって、いないかも!しかし圧巻は第3楽章の「葬送行進曲」。あんなppが出せる人はいないと思う!!驚異的な集中力です。客席も固唾を飲んで見守っていました。終わり方が面白い。テンションを上げながらdim。そしてアタッカで第4楽章。もう大・大・大拍手でした。

それなのに・・・バラ4とソナタでは何故か最後の音が切れる前に拍手が鳴り出しました。何故?数秒待てば済む話でしょ!?それだけが残念です。

パンフレットから印象深い言葉を。「ツィメルマンはオルガンの演奏は音楽のフィルムを横軸からとらえ、構築することに役立つのだという考えからオルガンを演奏することにも並々ならぬ熱意を抱いている。(中略)また彼は単に舞台に立つだけではなく音楽家としてのキャリアに関わる全てを自らの手でコントロールすることを望み、コンサートホールの音響、ピアノという楽器の構成、最新の録音技術、コンピューター科学、そして心理学についても研究を怠らない」
兵庫県立芸術文化センター 大ホールにて
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by aubaden | 2006-05-28 01:06 | Trackback | Comments(0)

グルメ体験記

音楽関係者や友人達には食通が多いので、私なんぞがグルメをリポートするのはちょっと心苦しいのですが…。
昨日から高松市に来ておりまして、素晴らしいフランス料理のお店がある、というので行ってまいりました。
「シェ・テス」というこちらのお店は高松駅から割と近くにあるのですが、上品なたたずまいで、周囲の住宅地に馴染んでいるので、見付けるのはやや難しいかも知れません。
香川といえば、うどんの美味しい地方として知られていますが、海産物もとても美味しい地域なんだそうです。
f0064017_14563775.jpgそんな海の幸を贅沢に使ったコース料理は職人技で、本当に楽しませて頂きました。
前菜なのにメインであるかのように出てきた1品目はリゾット・野菜のソテー・白身魚の三段重ねに、ごぼうや蓮根の素揚を添えられたもので、ソースもとっても美味しく絶品でした。f0064017_14565571.jpg
二品目は豆乳とコンソメが二層のムースになったものと、トマト&モッツァレラの生ハム包み。野菜にもすごくこだわってらして、ほとんどは地元で採れた新鮮なものを使っておられるそうです。
三品目はやはり地元で採れたトマトで作られたポタージュ、そしてグリーンサラダ。f0064017_14571012.jpgドレッシングも美味でした!
ここまでがメインまでに出して頂いた前菜。
そしてメインは魚料理を頼みました。素晴らしかった。f0064017_1459314.jpg鯛にくるまっているものやら、添えられたアワビやら、ちょっと複雑な構成で詳細を覚えられなかったので残念なのですが…。一番上に乗っているのは野生のアスパラだそうで、初めて食べる山菜のようでした。
バケットやバターもとても美味しかったので、こちらも手作りかな・・?
まだあります。デザートは豆乳のムースに小豆のソースがかけられたもの、エスプレッソのアイス、手作りの洋風大福、こだわりのマンゴー。そしてコーヒーはオーガニックのもの。f0064017_150038.jpg
産地にこだわった上、ひとつひとつが手作りで、本当に職人魂を感じました。これって、音楽にも共通しますよね。
誰かが、料理と音楽は過程が似ている、と言ってたのを思い出しました。出来た時の形や味を想像しながら作り上げていく、言われてみれば本当にそうですね。だから音楽家には食通が多いのかな。

さて突然クイズです。これだけのものを頂いて、このコースのお値段は??驚きますよ、¥3000です。びっくりでしょ。これまで神戸や芦屋の名店にもずいぶん行きましたが…いや、凄い!隠れた名店とはまさにこういう店だな~、と思いました。
以上、最初で最後の(?)グルメリポートでした。
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by aubaden | 2006-05-25 15:10 | Trackback | Comments(0)

そして今日は・・・

f0064017_20274155.jpg庭でさくらんぼが実をつけました。最近の朝食はコーヒーとコレです。

今日は長岡京市公民館で演奏しました。スマイル企画にはオープニング時からお声をかけて頂き参加させて頂いているのですが、周りのレベルも高く、いつも刺激的です。
この公民館のピアノは古いベーゼンドルファーで、これを弾きこなすのはなかなか難しい。ちょっとした力の入れ加減・抜き加減で全く音が変わってしまうし、ぶっ叩こうものなら、グシャというとんでもない音色になってしまいます。いつも、「挑戦」の気持ちで挑ませて頂いているので、今日はバラード1番。そのピアノで思い通りにバラ1が弾ければ大満足!なのですが…。
このコンサートも回数を重ねるごとにリピーターが増えてきました。いつか、長岡京市の恒例行事のようになって、市民の皆さんが待ち望んで下さるようなコンサートに発展するでしょうか…。そんな日が、そう遠くはないような気がしています。
スマイル企画の名は、聴衆も出演者も企画者も皆がハッピーになるように祈ってつけられたもので、とても楽しい工夫がたくさんしてあります。
次回は7/25。長岡京市の皆さん、お近くにお住まいの皆さん、是非足をお運び下さいね!
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by aubaden | 2006-05-23 20:29 | Trackback | Comments(0)
この日は早朝に起きて大阪空港へ。優雅に朝食をとって、搭乗口へ向かいました。さぁ、スロープをくぐって飛行機へ!と思ったらおやおや、バスが待っていました。どの飛行機かしら、とキョロキョロしてもそれらしきものがありません。もしや…という予測どおり、小型のプロペラ機に誘導されました。そういえば数年前、ウィーン→ブルガリア移動も小型のプロペラ機だっけ、と思いながら乗り込みますと、中はちょうど路線バスと同じ広さで、これはなかなかスリリングな空の旅が楽しめるゾ、という感じ。客数は20名前後、といったところでしょうか。福岡といえば大都会なのに、たまたま乗客が少ない飛行機にあたると、こんな経験もできるようです。
今回、スイートタイムコンサートと題した大人向けの演奏会をさせて頂いたのは、久留米市の木下楽器店で、お話をいただいた当初から、気配りの行き届いた万全の体勢で迎え入れて下さいました。本当に、頭の下がる思いです。
大人のレッスン生を150名以上もお持ちだとか。凄いですね!今はNHKのみならず、放送各局はじめ、あらゆるマスコミが大人のピアノレッスンに高い関心を示しています。末端神経を使うピアノは脳の活性化のみならずヒーリング効果も高く、娯楽性もある、という事ですから当然のブーム、といっていいかも知れません。
それにしても、客席は本当に温かい空気に包まれており、ああ!こういう場で演奏させて頂けるってなんて幸せな事だろう!!と思わずにはいられませんでした。こういった温かいまなざしに、演奏中はどれほど勇気づけられる事でしょう!
これって、やはり日頃教えていらっしゃる講師の皆さんの素晴らしさなのよ、と教えて下さったのはアテンドして下さったヤマハ九州の営業課長さんです。なるほど本当に楽器店の皆さんが温かい!普通に店内を通るだけでも、それはすぐに伝わります。こういう温かい先生に教えてもらうと、習う側も豊かな気持ちでピアノに向かう事ができますよね。私も少しですが弟子のいる身として、大いに見習いたいところです。演奏後に営業課長さんと共に講師の皆さんと、しばしの時間を持たせて頂いた事もとても楽しく、有意義な小旅行となりました。皆様に大感謝!です。
空港で美味しそうな明太子を試食していたら、危うく乗り遅れそうになってしまいヒヤヒヤでした。朝とは打って変わって帰りはジャンボ機。機内の有線では、もはや懐かしいフォーレのドリー組曲が流れていました。
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by aubaden | 2006-05-22 21:42 | Trackback | Comments(0)
この日はパニくっていた訳ではないのですが、師匠のテレビ出演を見逃してしまいました(涙)。

20日は初共演のフランク氏でしたが、本当に学ぶ事が多くて、いろんな勉強させてもらいました。まず、ひとつひとつの定義づけのスケールが違う。テヌートは本当にテヌートだし、スタカートは本当にスタッカートだし、当たり前の事なんだけれど、今まで考えていた定義の数倍スケールの差を感じました。勿論ディナーミクに関してもです。これを隣で体感できた経験は大きいですね。感謝!だいたいヨーロッパ中のセミナーに招待されてる先生なんだから、対等に共演してくださる事自体が感謝な訳で、勉強にならないハズがない!!のです。
プログラムは速い曲が多かったので、結構必死でしたが、ちゃんと準備しておいて良かった!本格的に連弾するのさえ初めてな私としては、ソロとは全然違う難しさを経験することができました。
まず、避けられない事故として、肘がぶつかったり、肩がぶつかたりするし、そうすると、思いもよらない音を触ってしまったりするし。体の揺れ方もある時いつもと違う角度に揺らしてしまうと相手の邪魔になったりします。長年組んでいるペアはこのあたり万全なんだけど、初共演ですから、呼吸は合っても相手の体の動きのクセまではなかなか掴めませんよねえ~。なんで、連弾とは、やはり長年かけて相手を理解する事が大切だな、と思いました。
とはいえ、とても楽しい共演だったので、また来年もしましょう、という事になり、フランクさん「じゃ、ボク、ダイエットします」って。本当かなぁ~。驚いたことにフランクさんは肉体派なんですよ。ボディビルダー専門のジムに15年も通って鍛えていらっしゃる。私は西宮市にそんな所があることすら知りませんでした・・・。しかもおかしいのは、ジム仲間が数人コンサートに来てくださって、かなり前で聴いてくれていた事。爆笑です!皆さんかなり優秀だとか。
創徳庵の皆さんには無理言って、ピアノの角度やら調律やら、すごく工夫してもらって、全面的にサポートしていただきました。感謝です。それから聴いて下さった皆様、大切な友人達や、いつも応援して頂いてる方々で最後まで温かく見守って下さいました。楽しんで頂けていたら幸いです!本当にありがとうございました。
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by aubaden | 2006-05-22 10:47 | Trackback | Comments(0)

合わせ途中経過・・・

途中経過、といってももう5日後のことですが(えらいこっちゃ・・)。ちょっとした練習風景を。
「ワタシは何度合わせてもいいので~」とはフランク氏のセリフで、「チョットお茶しましょうか~」、「チョット、甘いモノ食べたいですね~」と続きます。かくして食欲と格闘中。
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by aubaden | 2006-05-15 23:31 | Trackback | Comments(0)