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Appelez-moi Namiko! aubaden.exblog.jp

橋田波子のブログへようこそ!!


by aubaden

ここ最近。

つらつらと最近の事を書きます^ ^

先週末に行った反田恭平さんのピアノリサイタル。
一言で言うと圧巻の演奏でした。芸文の大ホールでピアノソロを聴いたのは、クリスチャン・ツィメルマン以来です。このホールはよく考えられた設計らしいけれども、本当に大きいです。ピアノソロだとよほどのスケールの持ち主でないと物足りなく感じるのでは、、と思いますが、さすがに申し分のない演奏でした。
それから、終演後のサインを求める長蛇の列に驚き。このクラシック界において、あんな列を成せるピアニストはほかにいないでしょう。

オールショパンプログラム、という事にちょっと驚いたのですが、とても楽しめました。内声や低音も非常によく響いていて、ちょっと筋肉質なショパンのように思えましたが、躍動感やスケール感も素晴らしいし、音楽性も構成力も文句なしの演奏でした。
まさに実力派の人気ピアニストですね。もちろん満席でした。
聴けて本当に良かったです。

友人のコンサートにも足を運びました。
頑張っている友人の演奏を聴けるのは喜びです。
ハートフルな演奏だとなおさら嬉しいし、目指す形が見えるだけでもかなり嬉しかったりします。

ほかに最近嬉しかったのは、やはり大坂なおみさんの優勝ですかね〜
すぐ影響受けてしまう私は、今はこんな本読んでいます^ ^
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これはかなり目から鱗です。
栄養学としての鱗ではなくて(それも凄いけど)、一流アスリートのストイックさに対する鱗です。
ジョコビッチ曰く、食物は体にどう機能すべきかを伝える情報だそうです。
例えば、夜に鶏肉を食べて「今日作った傷の修復を」と伝えるのだとか。唾液に含まれるエンザイムにどのように仕事をさせ、胃にどのような速度で消化をさせ、いかに血液の巡りを上げて試合の時間をピークに持ってくるか、という非常に計算された食事スタイル(食材や調理法、アレルギーなど)についても述べています。
淡々とした文章ですが、深い精神を感じる事も出来ます。
暇さえあれば、ちょこちょこ読みしています。

今月は2回もスッポン食べに行ってしまいました。
あっ、これは本とは無関係ですよ!
スッポンは一切出てこないです(笑)
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鍋の中の甲羅と生き血。すごい食材です。本当に。

さてさて、この1カ月はマイペースに練習が出来て、それなりに充実した期間でした。
いよいよ忙しくなります。
今月末は久しぶりに浜風で歌声喫茶。
楽しく伴奏して来ました。今回のテーマは平成を代表する歌。
いっぱいありますね。。

ピアノは最近、打鍵を変えています。
変えたというか、アイテムを少し増やした感じですかね。
また詳しく書きたいと思います♪

# by aubaden | 2019-01-31 01:59
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年明け早々、人生で初めての大衆演劇に行ったり、人生で初めての熊を食べたりしています(笑)
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熊は、三田までお出かけして頂きましたが、想像以上に上品なお味で驚きました。

今年はどんな年になりますかね〜
今年も頑張って参ります!
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# by aubaden | 2019-01-15 00:15

ピアフ

大竹しのぶさんが演じるピアフを観て来ました。
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会場の森ノ宮ピロティホールです。
随分前に、ラプソディ・イン・ブルーを演奏した思い出のホールです。

オペラやミュージカルは比較的よく見るのですが、実は演劇を見る事がなかなかありません。
今回のピアフは、劇中音楽でもあるし、大竹しのぶさんの演技を是非見たかったので、チケットを取ったのですが、役者さん達の表情の詳細もみる事が出来ました!
オペラやミュージカルは、歌の専門家が演技をする、という形なので、その逆である今回の上演にとても興味がありました。

エディット・ピアフという人は今やすっかり有名になりましたね。
以前、映画で取り上げられた事もありますし、以来日本でもよく演劇で取り上げられるようになりました。
美輪明宏さんのピアフにも興味がありますが、こちらはまだ叶っていません。
ピアノ曲ではプーランク作曲の「エディット・ピアフを讃えて」という即興曲が有名です。プーランクとピアフは交流もあったようですが、二人は同じ年(1963年)に亡くなっているのですね。

大竹しのぶさんの演技は見事な体当たりで、特に晩年に歌われた「愛の讃歌」と「水に流して」は琴線に触れる素晴らしい物でした。
前後の演技からの流れが素晴らしい事もあって、演技としての歌唱に引き込まれました。
本当に感動しました〜
皆さんスタンディングオーベーションで 、カーテンコールも止みませんでした。
役者の皆さんが丁寧に応じて下さった事も素晴らしかったです。

さて、先日の土曜日は神戸のクリスマスツリーの点灯式で歌の伴奏をして、ハンドベルやオカリナの演奏も聴かせて頂きました。
今週日曜日はマリンバのコンサートで伴奏をする予定で、今年の演奏納めになります。
来年も、楽しみなコンサートがあるので、引き続き頑張ります!

# by aubaden | 2018-12-20 11:27

至福の時

只今絶賛譜読み中なので、行きたいコンサートに行きまくっています(笑)
今日はこちら。
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こちらのコンサートはどうしても行きたかったのです。
なぜなら、以前「題名のない音楽会」で伴奏を聴いてからずっと注目していたピアニストの居福健太郎さんが出演されていたので。
それで、行ってみると、第一音から圧倒される演奏でした。出演者のお2人がうますぎて笑いが込み上げる程でした。
メンデルスゾーンの室内楽は、私も含めトリオで経験してその難しさを知る方が多くいらっしゃると思うのですが、あんなに余裕の所で表現だけに没頭出来る物なんですね。内容の素晴らしさはちょっと言葉には出来ません。
チェリストの辻本玲さんも初めて聴かせて頂きまして、正直日本人の若手でこんなに素晴らしい演奏をする方がいらっしゃるんだと驚きました。
全てが素晴らしかったです。

そして土曜日はジャズピアニストの秋田慎二さんの演奏を聴きました。
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梅田にあるミスターケリーです^ ^
初めて伺いましたがとても雰囲気のいい場所でした♪
実は高須クリニックのCMで実演されているのが秋田慎二さん。この短いパッセージを聴いて、この打鍵のクオリティとテクニックは尋常じゃない、、とこれまた注目していたら、ようやく聴けたので嬉しかったです。
それでジャンル違いながらアレンジなんかは懐かしさも感じるしオシャレだし、琴線に触れる見事な演奏でした。
アンコールは「もみの木」でした。なんと、秋田慎二さん自らご自身のアレンジをオルゴール用に手作りされた物、つまりパンチで1つづつ穴を開けるという信じられない作業を丸2日かけてされたそうです。それを聴衆の1人がグルグル回して、それを伴奏に秋田さんがアコーディナという楽器を演奏する、、、というアイデア企画。
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凄かったです!
終わって少しお話しもさせて頂けて、その神対応ぶりにも脱帽でした!!

先週は恩師の齋藤雅広先生のサロンコンサートへ。もちろん芸術性に溢れたいつもの感じで、感激でした。
なかなか関西に来て下さらない先生ですが、次は・・・
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来月ですね!
私が死にそうになりながらアレンジしたシャブリエ作曲のスペイン3台バージョンも演奏されるそうです!

さてさて、チェロ&ピアノの素敵な余韻に浸りながら、今から神戸の北区へ。
合わせです♪
今月はクリスマスイルミネーションの点灯式で声楽の伴奏をさせて頂くのと、マリンバのクリスマスコンサート伴奏があります。
ようやく寒くなって来て、クリスマスの気分になって来ました^ ^





# by aubaden | 2018-12-10 15:10

感情のコントロール

最近、室内楽を聴く事が多い私です。
本当にいい演奏の中では、音と音の繋ぎ目までが実に丁寧であると感じます。
この丁寧さは、人物像の中だとシワや表情筋のプロデュースに似ていると思います。
優しそうな表情と笑っている表情が微妙に違うとしても、表現するもののイメージがあれば、迷う事なくそれを表現できるので、似て非なるものの違いを分かる、という事なんだと思います。
音楽的感情も、それに似ていると思います。
作り物の感情描写にならない為にはどうしたらいいのか。。
我々、クラシックの専門は、ただでさえ借り物の言葉を用いていますから(つまり他人が創作した楽曲を演奏するので)、自分の言葉のように伝えるのは難しいと感じます。
台本があっても役になり切る俳優さんのように表現出来るのが理想です。

ところで、最近ニュースでは交通事故の話題が多いです。
ある時、テレビのコメンテーターが、
怒りをコントロール出来ない人は車に乗らない方がいい、
とおっしゃっていましたが、全く同感です。
とは言え、誰かに服従する時代はとっくに終わり、一人一人が表現の自由を与えられている現代ですから、感情のコントロールはかなり難しい事なのかも知れません。

一番いいのは、自分の環境を自分で整える事だと思います。
負の感情が芽生えやすい場所に出向かない、穏やかに1日1日を過ごせたら、どれほど幸せだろうと思いますよね。
音楽的感情は、深い所で味わったり自己観察をしたり呼吸をするので、怒りの感情とは別の所にあると思います。
音楽の生活の中で普段接する人達、面白くも穏やかな方達ばかりなので、大変有難いし幸せだと思います。

ところで、私は4年半ほどパキスタンのある少女を支援していました。
それはプランというNGOを通して、毎月少しのお金を送って、手紙のやり取りをする物なのですが、今月突然、パキスタン政府の意向で日本の支援を受け取らない事にしたそうです。
その女の子は手紙を通じて音楽を知りたい、と言っていましたので(正確には文字を知らないその女の子の言った言葉を現地スタッフが代筆してくれました)音楽の概念がないのです。音楽どころではない国がたくさんあるのですね。
8歳から交流を始めた女の子は今13歳です。写真では10歳くらいにしか見えませんが、大人の良くない感情に人生が翻弄されない事を祈ります。



# by aubaden | 2018-12-08 16:27