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旅の手記 「街の様子」

ペテルブルグの街は想像以上に美しいものでした。つい10数年前まで、西側諸国にとってココが謎に包まれた場所だった事を思うと本当にミステリアスに思えてきます。
建物のスケールは大国ならでは。そして表向きの規模の大きさとは逆に、中に入ってみると装飾を大量に施された立派で繊細な造り・・・、というのがほとんどで、外観と内装の違いが、どうやらこの国の建造物の特徴のようでした。
劇場、コンサートホール、大聖堂、宮殿、美術館。これらのものと市民とは深く結びついています。ほとんどが国立か公立なので、市民達は格安で通う事ができるのです。通訳のアナシタシアさんも幼少の頃からずいぶんあちこちに通ったそうです。
今回、観光は諦めていたのですが、練習がほとんど出来ないので気分を紛らわす為に、少しだけ出掛けました。
チャイコフスキーをはじめ、ロシア音楽やロシア文学の偉人達が眠る墓地は広大で、紅葉を終えたばかりの美しい風景を見ることができました。写真はドストエフスキーの墓地。
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ここに眠るのはドストエフスキーのほか、グリンカ、リムスキー・コルサコフ、ムソルグスキー、ボロディン、チャイコフスキー、ルービンシュタインなど。ほか、バレエの有名な振付師や俳優など、サンクトペテルブルグゆかりのロシアの偉人達の名前がズラリと並びます。
ロシア最大級の美術館エルミタージュは、本当に大規模で、1点につき2分ずつ見てまわると、8年の歳月がかかるほどの展示数だそうです。中は完全に迷路でした。でも全てが美しく、来て良かったと心から思えるほど素晴らしい美術館でした。
それら1点1点の絵について完璧にレクチャーできるアナスタシアさんの勤勉には脱帽!
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本番の前夜に、マールイ劇場↓に出掛け、アドルフ・アダンのバレエ「海賊」を観劇しました。
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バレエのレヴェルの高さと、非常に教育された観衆達。この国では本当に演者と聴衆とが、それぞれお互いの役割の重要性を知っていて、聴衆の目は温かく好奇心に満ちており、良いものには惜しみなく拍手と歓声を送り、聴衆によって舞台人が育てられていくという事実をよく分かっている事を感じさせてくれます。劇場はドレスアップした人々でとても華やいでいます。就学前の子供でさえドレスアップして真っ直ぐ無言で舞台を見つめている様子は、この国が文化・歴史ともに大国である所以を示しているようでした。オーケストラピットに、今回共演した国立アカデミックオーケストラのコンサートミストレスの方がエキストラで入っていたのが可笑しかった!明日もよろしくね。
ところで、治安に関して出発前の怖い情報は、かなり大げさなものではあったのですが、車に関しては残念だけどいい印象は持てませんでした。まず運転がすっごく乱暴。4車線くらいあって車線変更もちっとも慎重じゃないし、埃が舞っていて視界も悪いし、いつ事故が起こっても不思議じゃない感じ。周りを見渡すと、わき見運転は当たり前。怖いよぉ~。この大胆さも大国ならでは、なのかしら。どうやら洗車という概念はないらしく、もともとの色の判別ができる車を見る事は一度も出来ませんでした・・・。日本人はキレイ好きなんだという事を実感しました。
街は本当に素晴らしく美しいので、なかなかこのギャップを受け入れられませんでした。もったいない!
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by aubaden | 2006-10-30 22:32 | Trackback | Comments(0)