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Appelez-moi Namiko! aubaden.exblog.jp

橋田波子のブログへようこそ!!


by aubaden

ニューイヤーコンサート2007

昨日、無事終了いたしました。
おこし下さった皆様、応援して下さった皆様、本当に有難うございました。
今年最初の本番を楽しく終える事が出来、とても嬉しく思っています!
ソフィアフィルの管楽器の人達みんな温かい人柄で、練習中からすごくいい雰囲気だったのですが、今回は出演者がとても多かったので、コミュニケーションをとるのは大変だったでしょうね。
何がびっくりって、彼らの本番に向けてのエネルギーの上がりっぷりには驚きでした。今まで共演してきた弦楽器の外来のアーティスト達以上に、練習~本番への持って行き方は急激なものがありました。これ、きっとピアノには真似できないんだろうなぁ~~。
だいたい、ホルンなんて音が出たら奇跡、とある人が言っていましたけど、本当に難しい楽器だし、それをあの速いタンギングであの音量だし、しかもピアノの動きをいち早く察知して誰よりも食いついてくれましたから、本当に凄いと思いました。まぁそのタンギングの速さのせいで3楽章のスピードには内心たじたじでしたけど・・・ね。しかしまだ23,4らしいし、超若いですよね。次に若いのはファゴットの人が35歳なんだそうですが。木管楽器の音は温かくて、きれいなメロディだと思わず涙が出そうなほど優しい表情が出せますよね。
来て下さった方も、管楽器があんなに素晴らしいと思わなかった!という意見が多かったし、アッという間のコンサートだったと言っていただけたので本当に嬉しかったです。
プーランクは、もうかなり前から好きな作曲家のひとりで、卒業後初めて取り組んだピアノソロもプーランクでしたし、恩師の斎藤雅広先生も得意なレパートリーなのでCDを聴いてはその演奏スタイルに憧れたものです。もちろん恩師のレヴェルには程遠いですけど。それだからこそ、頑張りがいもあるというモノ!プーランクの魅力は和声感や色彩感はもちろんですが、ワンフレーズ内に明暗が内蔵している所にあると私は思っています。例えば、悲しいけれど微笑んでいるかのようなニュアンスが存在したり、或いは喜びのすぐ後に悲しみや疑心が来てみたり・・・。変わった演出が多いので演奏中ドキッとされた方もいらっしゃるかも知れませんね。すごく内面的なんだけど、さりげない表現の中にこそ、成り立つ物なのかも知れません。それらを表現するには私はまだまだ未熟ですが。。。
何はともあれ、とても楽しく本番を終えられた事、本当に幸せに思っています。それから今回初めて共演させて頂いたフルートの太田さんにも感謝・感謝♪素敵な出会いをたくさんさせて頂けたコンサートでした!!
by aubaden | 2007-01-14 22:47