Appelez-moi Namiko! aubaden.exblog.jp

橋田波子のブログへようこそ!!


by aubaden
プロフィールを見る
画像一覧

タグ:蜂蜜と遠雷 ( 1 ) タグの人気記事

蜜蜂と遠雷

遅ればせながら、ですが話題の本、読んでいます。

いや〜〜、引き込まれますね。。
その分野にいる人間から見ても、描写が素晴らしいです。
ストーリー性ももちろんですが、心理描写も巧みだし、音楽界への洞察も深く、感心します。

先日たまたま美容院で手にした雑誌では、作家の恩田陸さんの対談が載っていて、この作品に7年もかけたというお話が載っていたのですが、本当によく取材・研究されているなと感じました。

f0064017_19425742.png


f0064017_20513395.png


芳ケ江国際ピアノコンクール、という架空のコンクールを舞台としているのですが、物語としては天才少年少女のストーリーが面白いのですが、私個人としては、28歳でコンクールを受ける高島明石の心理描写が印象的でした!

明石の内面吐露の場面。(引用です)

「俺が俺が」と言わないおまえ、デリカシーがあって優しいおまえ、そんなおまえが心の奥底に押し殺していた怒りと疑問。それをこのコンクールで吐き出したいと思っているのではなかったか?
俺はいつも不思議に思っていたーー孤高の音楽家だけが正しいのか?

生活者である事を選択して生きてきた家庭人の明石の心理描写は、けっこう突き刺さるものがあります。

音楽との向き合い方は人それぞれで、それを本の中では「酸っぱい葡萄」と表されています。
今は酸っぱくても、甘く熟する可能性を秘めた葡萄なら果実としての未来があり、ジュースやワインになるなら、それも生きる道に間違いはないと思います。でも、判断を誤ると、熟する事なく終えてしまう…でもそれはそれで、充実した時間を送れるし、悟りもたくさんあるでしょうね。

あっ、物語はあくまでも、コンクールの描写で、私はまだ途中なので、誰が覇者になるのかを知りません(笑)

楽しみに読み進めて行きます♪

最近、音楽を題材にした小説増えてる気がします^ ^
[PR]
by aubaden | 2017-08-21 20:02 | Trackback | Comments(0)